※本ワークショップは、北海道大学社会科学実験研究センターとの共催で行われました。
スピーカー: 和多和宏 准教授(北海道大学理学部生物科学科)
発表タイトル: 神経行動学から考える「生まれと育ち」:何を学べて何を学べないのか?それはどうやって制御されているのか?
日時: 2010年10月14日(木) 13:30~15:00
場所: 北海道大学文学研究科 E204
参加者: 亀田達也、大沼進、結城雅樹、高橋伸幸、高橋泰城、品田瑞穂、樋口さとみ、他20名(計27名)
内容:
和多博士は、音声発声学習及びその生成の神経基盤の理解を目的とした一連の研究を行っている。そしてその研究戦略として動物行動・神経分子生物学的手法を用い、ソングバー ドの囀(さえず)り学習・行動に着目している。具体的には、感覚運動学習の学習臨界(適応)期の制御機構、そして発声パターンの学習 生成機構の神経分子基盤にフォーカスした研究を現在進めている。
動物は何をどのように学ぶか、その動物個体の種特異的な生得的拘束とその個体の生育環境の両面の影響を受けている。その学習過程に脳内の神経回路を構成する神経細胞ではどのような物質的変化が起こり、それが学習そのものにどのような影響を与えているのか?この問いをめぐるこれまでの知見が報告され、フロアとの間で活発な議論が行われた。
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