※本ワークショップは、北海道大学社会科学実験研究センターとの共催で行われました。
スピーカー: 佐竹暁子 特任助教(北海道大学創成科学共同研究機構・大学院地球環境科学研究院)
発表タイトル: 生態系と人間社会系のカップリング
日時: 2008年9月30日(火) 14:30~16:30
場所: 北海道大学 人文・社会科学総合教育研究棟 W309
参加者: 大沼進、高橋伸幸、肥前洋一、他12名(計16名)
内容:
ほとんどの生態系は人間活動の強い影響を受けて成り立っているため、その挙動の理解には、人による経済的・社会学的意思決定を無視することができない。他方で人間活動は、生態系の状態に影響を受けて動的に変化する。現在、こうした生態系と人間社会間のフィードバックの重要性が指摘され、 地球温暖化や生物多様性の喪失といった環境問題を理解するために、人々の意思決定の動態と森林や湖沼などの生態系とのダイナミックスを結びつけたシステムの研究が盛んに進められるようになってきた。本発表では、森林生態系を対象にして、土地所有者の意思決定と森林動態をカップルした土地利用モデルを紹介し、特に、社会学習とゲーム理論に焦点をあてた。
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