※本ワークショップは、大学院改革プログラム「人文科学における実証的研究者の育成拠点」、北海道大学社会科学実験研究センターとの共催で行われました。
スピーカー: 春野雅彦博士(ATR脳情報研究所)
発表タイトル: 社会行動の学習における個人差とその脳活動
日時: 2007年 5月15日(火) 13:00~15:00
場所: 北海道大学大学院文学研究科 E204
参加者: 山岸俊男, 高橋伸幸, 他9名(計11名)
内容:
GCOE第1回一般公開ワークショップでは、ATR脳情報研究所の春野雅彦博士を招いて、囚人のジレンマ・ゲーム中の脳活動をfMRIで調べた実験について講演していただきました。実験では、対戦相手(コンピュータ)の行動が応報戦略(Tit-for-Tat Strategy)に従う場合と確率的に決定される場合の脳活動が調べられ、対戦相手が応報戦略であることをうまく学習できた個人とうまく学習できなかった個人の脳活動を比較した結果、前者では上側頭回(STS)の活動が学習に関与していることが明らかにされたと報告されました。
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