※本ワークショップは、特定領域研究「実験社会科学―実験が切り開く21世紀の社会科学」
、北海道大学社会科学実験研究センターとの共催で行われました。
スピーカー: Steven J. Heine 博士(ブリティッシュコロンビア大学, カナダ)
発表タイトル: The Case of the Transmogrifying Experimenter and Other Absurd Tales from the Meaning Maintenance Model
日時: 2007年 5月17日(木) 10:00~12:00
場所: 北海道大学大学院文学研究科 E204
参加者: 山岸俊男、亀田達也、結城雅樹、高橋伸幸、大沼進、石井敬子、他21名(計27名)
内容:
CSM第1回国際ワークショップでは、 ブリティッシュ・コロンビア大学のSteven J. Heine博士を招き、恐怖管理理論(Terror Management Theory)に代わる説明原理として提唱されている意味維持モデル(Meaning Maintenance Model)について紹介していただきました。 恐怖管理理論では、「死」の顕現性が重要な役割を果たすと考えられているのに対し、意味維持モデルでは、人々が様々な事象に付与している「意味」に対する脅威が重要な役割を果たしていると考えられています。この仮説に基づいて行われたいくつかの実験では、「意味」に脅威を与えるような絵画や文章、予期せぬ実験者の交替などによって、「死」の顕現化と同じ効果が与えられることが報告されました。
▲ ワークショップ一覧
|