Seminar

論文紹介(長瀬)・修論についての相談(米村)

3年生の長瀬さんが論文紹介をしました。また、M2の米村さんが修士論文について相談し、みんなで議論しました。

Differential Sensitivity to Human Communication in Dogs, Wolves, and Human Infants
イヌ、オオカミ、およびヒトの乳幼児における人間とのコミュニケーションへの感受性の相違
Topál, J., Gergely, G., Erdőhegyi, Á., Csibra, G., & Miklósi, Á. (2009). Science325(5945), 1269-1272.
DOI: 10.1126/science.1176960

Abstract
 10ヶ月の乳児は、別の場所に隠されたオブジェクトを見た後も、その初期の隠し場所で探索行動を続ける。最近の証拠によると、実験者からのコミュニケーションの手がかりがこの持続的な探索エラーの発生に貢献していることが示されている。
 イヌ (Canis familiaris) における探索行動についても、同様の結果を再現された。イヌも、意味のあるコミュニケーションがある場合(総試行数の75%)にはより多くの探索エラーを犯し、コミュニケーションがない場合(39%)や非社会的な隠し方のコンテキスト(17%)でのエラーは少なかった。しかし、比較的な調査では、イヌと乳児において、コミュニケーションの手がかりは異なる機能を果たす一方で、人間に育てられたオオカミ(Canis lupus)はイヌのようなコンテキストに依存した違いを示さなかった。我々は、人類(Homo)とイヌ(Canis)属の収斂した社会的進化に由来する、人間からのコミュニケーションの手がかりへの共通の感受性を提案している。(長瀬)

開講日 | 2023年12月06日 13:00ー15:15 場所 | E304