Seminar

論文紹介(田中)・卒論についての相談(中村大斗)

3年生の田中さんが論文発表をしました。また、4年生の中村くんが卒業論文について相談し、みんなで議論しました。

Third-party social evaluations of humans by monkeys and dogs
イヌやサルによるヒトの第三者評価
Anderson, J. R., Bucher, B., Chijiiwa, H., Kuroshima, H., Takimoto, A., & Fujita, K. (2017). Neuroscience & Biobehavioral Reviews, 82, 95-109.
DOI: 10.1016/j.neubiorev.2017.01.003

Abstract
発達心理学者は、幼児が第三者との相互作用に基づいて個人を評価することにますます関心を寄せている。乳幼児は、他者に対して有害な意図を示したり、不公平な振る舞いをしたりする主体に対して否定的な反応を示すことが、研究によって示されている。私たちは、フサオマキザルやペットの犬が、第三者の文脈で親切な人や不親切な人に対して示す反応の違いや、第三者とのモノのやり取りで不公平な振る舞いをする人に対するサルの反応についての実験的研究について述べる。また、フサオマキザルは助けられなかったり、互恵性に違反したりする文脈を監視しており、意図性は他者と相互作用している個体に対する社会的評価の基礎となる1つの要因であるという証拠も提示する。最後に、人間以外の種が第三者に基づく社会的評価を研究するためのいくつかの疑問を提案する。 ( 田中 ) 

開講日 | 2023年11月29日 13:00ー16:15 場所 | E304