論文紹介(長野)・卒論研究についての相談(林)
3年生の長野さんが論文紹介をしました。また、3年生の林くんが卒業論文の観察研究について相談し、みんなで議論しました。
表情はユニバーサルか?——霊長類以外の種における表情研究の展開——
中嶋智史. (2021). エモーション・スタディーズ, 6(1), 4-12.
DOI: 10.20797/ems.6.1_4
Abstract
過去30年間の顔表情の研究は主にヒトを対象としており、他の動物、特に霊長類以外の哺乳類における顔表情の研究は系統学的な観点から重要であるにもかかわらず、ほとんど行われてこなかった。 しかし近年の研究により、イヌ科、ウシ科、齧歯類を含む様々な哺乳類における表情の存在が系統的に明らかにされつつある。さらに、これらの種が表情を同種からのコミュニケーションの一形態として解釈している可能性を示唆する証拠も得られている。 本稿では、ヒトの表情のメカニズムと機能を理解することの重要性を強調しながら、霊長類以外の動物における表情に関する研究を総説することを目的とする。(長野)
開講日 | 2023年11月22日 13:00ー16:15 場所 | E304