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瀧本が第18回NIBB行動学研究会で講演しました。

瀧本が第18回NIBB行動学研究会で講演をしました。

 
演題:「ウマは他者とどううまく付き合う?:ウマのコミュニケーション能力を探る」
 
講演要旨:

ウマは群れで暮らす動物であり、群れの仲間とうまく社会的絆を築ける個体ほど子どもを多く残すことができ、適応的である、ということが知られています。このように社会性の高いウマは家畜化されて以降、ヒトとともに長く暮らし、ときに協働し、ときに社会的絆も築いてきました。では、ウマ同士あるいはウマとヒトとの社会的絆はどのようなコミュニケーションに支えられてきたのでしょうか。本講演では、私が10年以上にわたって実施してきた行動・生理実験や野外行動観察から見えてきたウマのコミュニケーション能力についてお話します。また、最後に少し、最近実施しているウマの福祉向上や日本の在来馬である北海道和種馬の保全につなげたいと考えている研究に関するお話もできればと思っています。