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「心の文化・生態学的基盤」共催
Sally Shaywitz博士・Bennett Shaywitz博士講演会
日時: 2006年10月6日(金)午後1時半〜3時半
場所: 北海道大学学術交流会館
講演者:
Sally
Shaywitz (Yale University, USA)
Bennett
Shaywitz (Yale University, USA)
去る10月6日に、エール大学医学部小児科のベネット・シェイウィッツ教授およびサリー・シェイウィッツ教授をお迎えして、学術交流会館にて講演会を開催しました(教育学研究科付属子ども発達臨床研究センター主催、21世紀COE「心の文化・生態学的基盤」ならびに脳科学研究教育センター共催)。
講演テーマは、“Neurobiology of Dyslexia”で、最初にベネット・シェイウィッツ教授から、ディスレキシア研究の歴史、ディスレキシアの認知的基礎と脳内メカニズムについてお話がありました。ディスレキシアのある人は、そうでない人に比べて前頭部の特定部分をより強く活性化させることにより補完しているのであろうと考えられています。続いてサリー・シェイウィッツ教授が、米国におけるディスレキシア調査の結果と、訓練についてお話されました。早期に効果的な読字訓練プログラムをディスレキシアのある子どもに適用すると、本来使われるべき左半球後部(word form area)の活性化が促されることが、ご夫妻の研究で示されています。
お二人は米国でのディスレキシア研究で最も注目される研究者であり、奥様は”Overcoming Dyslexia”(「読み書き障害(ディスレクシア)のすべて」加藤醇子監修、PHP研究所刊)で教育関係者にも広く知られています。ご夫婦でともに共通の目的に向かって努力しておられるお姿に、聴衆も感動しました。
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