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第10回一般公開ワークショップ: Risk Management and Trust
(魅力ある大学院教育プログラム「人間の統合的理解のための教育的拠点」共催)
日時:2006年5月29日13:30〜
場所:北海道大学 文系共同棟 W409室
発表者:
George Cvetkovich (Western Washington University)
Cees
J. H. Midden (Eindhoven University of Technology)
参加者:
中谷内一也(帝塚山大学)
広瀬幸雄(名古屋大学)
土田昭司(関西大学)
野波寛(関西学院大学)
小杉素子(電力中央研究所)
杉浦淳吉(愛知教育大学)
大友章司(名古屋大学)
山岸俊男 (北海道大学)
山岸みどり(北海道大学)
石原孝二(北海道大学)
Mark H.B. Radford(北海道大学)
結城雅樹(北海道大学)
大沼進(北海道大学)
他約20名(計 約33名)
リスク研究の分野では、心理学のみならず多くの領域で信頼の重要性が指摘されており、社会心理学による信頼研究の動向が注目されている。このような中、George Cvetkovich教授 (Western Washington University) とCees J. H. Midden教授 (Eindhoven University of Technology) が、リスク管理やリスクコミュニケーションと、信頼の関係についての最新研究を紹介した。
George Cvetkovich教授は、Social trust, values & assurances と題して、信頼と安心の概念について概観した後、2つの事例に関する調査研究を報告した。Salient
Value Similarity (SVS) が現実の社会問題の中では信頼形成に重要な役割を果たすというデータを示した。
Cees J. H. Midden教授は、"Trust and the affective evaluation of
novel risks"と題して、新規なリスクに対して、信頼と情動が影響するという研究報告をした。信頼や情動が直接リスク/ベネフィット評価に影響を及ぼすというより、信頼や情動が態度形成をして、それがリスク/ベネフィット評価を規定するというモデルの方がフィットすることを示した。
2つの発表を合わせて3時間近くにわたり、多数の参加者から活発な議論が展開された。
Speaker 1: George Cvetkovich (Western Washington University)
"Social
trust, values and assurances" [1,633KB]
Speaker 2: Cees J. H. Midden (Eindhoven University of Technology)
"Trust
and the affective evaluation of novel risks"
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