|
ワークショップ一覧
日時:2005年3月8日(火)〜3月9日(水)
於:北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟410室・北海道大学教育学研究科小会議室
発表者:Reijo
Miettinen, Ritva
Engestrom(フィンランド・ヘルシンキ大学)
参加者:
中村睦男(北海道大学)
逸見勝亮(北海道大学)
山岸俊男(北海道大学)
佐藤公治(北海道大学)
陳省仁(北海道大学)
安達真由美(北海道大学)
杉万俊夫(京都大学)
庄井良信(北海道教育大学)
西脇由枝(埼玉県立大学)
他約70名
大学と社会の関係は急速に変化しており、大学における研究・教育と実践の創造的な発展との相互関連をどのように考えるべきかという問題は、教育学のみならず、人間の新たな活動を産み出すことに関わりを持つ人間科学の研究諸領域に共通する問題となっている。真に創造的な知を産出する実践と理論のあり方、およびその相互関係をめぐって、フィンランドを拠点に、人間の活動の発展論理について新たな理論的提起を行っているヘルシンキ大学活動理論・発達ワークリサーチセンターのReijo
Miettinen教授, Ritva Engestrom上級研究員による講演とシンポジウムが下記の日程と内容で開催された。
■3月8日■
13:00〜15:30 第1セッション
北海道大学中村睦男総長による歓迎の挨拶の後、文化歴史的活動理論の3つの世代というテーマで、Miettinen、Engestrom両氏による活動理論・発達ワークリサーチセンターの研究活動の経緯と今日の研究テーマとその内容についての報告があり、研究討議を行った。コメンテーターは北海道大学・姉崎洋一教授。
16:00〜18:00 第2セッション
Engestrom氏によるヘルスケアの新たな協同的なシステム構築とその可能性について、その実践と変革に関わりながら理論構築と新たな方法論の確立をめざしている同センターの研究活動の報告があり、研究討議を行った。コメンテーターは京都大学・杉万俊夫教授。
■3月9日■
9:30〜12:30 第3セッション
Miettinen氏による科学技術研究における創造性を巡る諸問題についての報告があり、新しい科学技術の創造的な生成に対して文化歴史的な視点を導入することと、協同的な創造活動としてとらえることの必要性などが議論された。コメンテーターは北海道教育大学・庄井良信助教授。
13:30〜16:00 総合討議では、2日間にわたるシンポジウムの中で出された問題についてMiettinen、Engestrom両氏、3名のコメンテーターと参加者の間で研究討議が行われた。
16:00〜18:45 Miettinen、Engestrom両氏と大学院生との研究交流
参加した大学院生の研究について両氏からのコメントと意見交換が行われ、非常に熱心な研究討議が展開された。
ワークショップ一覧
ページのTOPへ
|
|