ワークショップ一覧
日時:2003年2月20日(木)15:00〜18:30
於:北海道大学ファカルティハウス・エンレイソウ第一会議室
参加者:約30名
司会:石黒広昭(北海道大学大学院教育学研究科・発達心理学)
15:00 開始
【話題提供1】
食事行為の社会的形成―マイクロ・エスノグラフィーの手法からの接近
柴山真琴(鎌倉女子大学・発達心理学/マイクロ・エスノグラフィー)
幼児の発達の場としての食事場面は、食事の内容・方法・順序が養育者によってほとんど決められているという点で、文化の枠付けが強い活動である。保育園の食事場面も例外ではない。園児は、好きなように食べればよいわけではなく、保育者に認められるようなやり方で食事という活動に参加する。今回は、新入園児と給食との出会いを保育者の誘導に着目して解体することにより、園児の食べる行為が社会文化的に形成されていくプロセスを報告する。
【話題提供2】
言語コミュニケーションの十全たる記述と理論化へ向けて
古山宣洋(国立情報学研究所・生態心理学)
他者とコミュニケートし、相互に了解し合うことは如何にして可能なのだろうか。また、他者を記述することは如何にして可能なのだろうか。本発表では、コミュニケーションを成立させている生態学的基礎に関してまず論じる。その上で、生態心理学が標榜する直接実在論とは一見相容れないように思われる言語媒介論との接合点を探り、そのような作業を通してコミュニケーション及びコミュニケーションに関する記述における諸問題を討議したい。
【指定討論者】
鈴木健太郎(札幌学院大学・生態心理学)
小田博志(北海道大学大学院文学研究科・文化人類学)
柳町智治(北海道大学留学生センター・日本語教育学)
18:30 終了
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