Seminar

卒論序論構成相談+論文紹介(若生)

4年生の若生さんが卒論の序論の構成について相談した後、卒論内容に関連する論文紹介をしました。また、論文紹介の時間には2年生が3名見学に来ました。

 

Variables that influence the activity of captive orangutans

(飼育されているオランウータンの活動に影響を与える変数について)

Lorraine A. Perkins,(1992),Zoo biology,11,177-186

https://doi.org/10.1002/zoo.1430110306

アブスト

環境は飼育動物の行動に大きな影響を与えることはよく知られている。しかし、種特異的な行動パターンを促進する手がかりの具体的な性質は、通常知られていない。本研究は、Wilson (Zoo Biology 1:201-209, 1982)による以前の調査を拡張したものである。目的は、オランウータンの活動レベルに影響を与える特定の環境要素を特定し、定量化することであった。9つの動物園で飼育されている29頭のオランウータンについて、6つの環境変数を定量化し、活動レベルを測定した。重回帰分析の結果、動物数、使用可能面積、可動物の数、囲いの容積の組み合わせが活動量の予測因子として最も優れており、活動量の分散の58%を占めた。このことから、飼育下のオランウータンの活動性を高めるには、大型の囲いを設置し、多くの可動物を設置し、社会的機会を提供することが必要であると結論づけられた。(若生)

開講日 | 2022年10月19日 13:00~16:15 場所 | E304