[Home] [Biography] [Vitae] [Memories] [Photos] [Links]

Alan Biography

English biography to be inserted here.


His Own Books

Nikkei BookDirect (in Japanese)
Westview Press
Amazon.com
Barnes and Noble

Scientific articles


(In Japanese)

略歴

大津起夫(北海道大学大学院文学研究科教授)

文学研究科・行動システム科学講座教授 アラン・S.・ミラー氏は、1956年(昭和31年)9月12日アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスに生まれ、1979年(昭和54年)6月にカリフォルニア大学ロサンゼルス校を卒業されました。環境調査の仕事に携わった後、カリフォルニア州立大学大学院社会学研究科修士課程を1985年(昭和60年)12月に修了されました。ついでシアトルのワシントン大学大学院社会学研究科の博士課程にて、1991年6月(平成3年)6月に非西欧における宗教の特質についての研究によって社会学博士の学位を得られました。同年の8月にはノースカロライナ大学シャーロット校の助教授として着任し、ついで1993年(平成5年)8月にはフロリダ州立大学社会学部助教授となられました。北大には、1996年(平成8年)6月に文学部行動システム科学講座助教授として着任され、1999年(平成11年)に同講座教授に昇任されました。
 同氏は、主に宗教社会学と日米の文化比較を中心に研究をすすめてこられ、多くの論文を国際的な社会学研究誌に発表されておられました。大学院生時代より一貫して社会構造と人間行動や制度の相互関係に関心を持ち、大規模な社会調査や国際比較データを用いて自らの仮説を検証してこられました。特に日本人の宗教行動を理解するにあったっては、文化としての側面だけでなく社会構造の側面を重視する立場から欧米との比較をされました。
 最近では、日本での研究を踏まえた成果が実りつつあり、平成12年には日本の社会的制度の社会構造的な基盤を分析したS.Kanazawa氏との共著"Order by Accident"がWestview出版より、昨年末には日本経済新聞社から賀茂美則氏との共著『日本、よいしがらみ悪いしがらみ』が出版され、一段の活躍が期待されているところでした。また、教育においてはHUSTEPの授業を担当されるなど全学的に寄与しておられました。志半ばにしての御逝去は本学と学界にとっても大きな損失であり、大変残念でなりません。
 心よりご冥福をお祈り申し上げます。

『北大時報』より

[return to top]