エネルギー転換の環境社会学: 市民参加・中間支援・ガバナンス
日時: 2026年6月15日(月) 14:45-
場所: 北海道大学文学部E棟E304室
話者: 寺林暁良先生(北海道大学大学院文学研究院地域科学研究室・准教授)
タイトル: エネルギー転換の環境社会学: 市民参加・中間支援・ガバナンス
要旨:
現在、「脱炭素」が重要な課題となるなか、世界的に「エネルギー転換」が進展している。この動きは、エネルギー源を化石燃料から再生可能エネルギーへ転換することにとどまらず、エネルギーの公正性や価値、民主化のあり方を再考する社会的変革の契機ともなっている。一方で、再生可能エネルギーは分散型という特性を有するため、地域によっては開発をめぐる対立や課題も生じており、地域共生型・地域主導型の事業形成が重要な論点となっている。 本発表では、こうした社会的・政策的動向を概観するとともに、近年EUで重視されているEnergy Communitiesの概念を手がかりに、日本における市民参加型・コミュニティ主導型エネルギー事業の特徴と課題を整理する。そのうえで、こうした取り組みを支える中間支援やガバナンスのあり方について検討する。
略歴:
北海道大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。専門は環境社会学。株式会社農林中金総合研究所研究員及び主事研究員、北星学園大学文学部専任講師及び准教授を経て現職。