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ワークショップ

2017

感覚間一致の比較認知科学 ~チンパンジー研究を通して言語の進化を考える~

日時:2017年10月5日(木)10:00-12:00

場所:北海道大学文学研究科 E304教室

参加者:結城雅樹、大沼進、高橋伸幸、竹澤正哲、瀧本彩加、田中真樹、他23名(計29名)

スピーカー:足立幾磨 准教授(京都大学霊長類研究所思考言語分野)

タイトル:感覚間一致の比較認知科学 ~チンパンジー研究を通して言語の進化を考える~

アブストラクト:成績や順位が「高い・低い」、声が「明るい・暗い」などの表現は日常的に特に意識することなく使われている。しかし、考えてみれば、「高い・低い」といった本来空間情報を表す言葉がものの順序を表す際につかわれれたり、「明るい・暗い」という明度を表す言葉が音声を表す際に使われたりするのは不思議だ。こうしたメタファー的な表現は、ヒトが異なる感覚間にある種の一致性(感覚間一致)を知覚していることを反映しているためだと考えられている。このような一致性を「感覚間一致」とよぶ。本講演ではこうした「感覚間一致」の、ひいては、言語の進化的な起源を探る講演者の試みについて紹介をする。