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ワークショップ

2016

【CERSSコロキウム】無脊椎動物も社会情報を利用する:ヤドカリを用いた実証研究

日時:2016年12月15日(木)17:00-18:30

場所:北海道大学人文社会科学総合教育研究棟W408

スピーカー:和田 哲 教授(北海道大学大学院水産科学研究院)

参加者:大沼進、瀧本彩加、高橋伸幸、竹澤正哲、他16名(計20名)

タイトル:無脊椎動物も社会情報を利用する:ヤドカリを用いた実証研究

動物は様々な情報を利用して自分の行動を決めます。情報の分類方法には、例えば視覚や嗅覚、聴覚のような五感で分類する方法もありますが、今回は独自情報と社会情報という分類をおこないます。独自情報とは自分で知覚した(経験した)情報を指し、社会情報とは他者から得た(推察した)情報を指します。無脊椎動物では、社会性昆虫と呼ばれるごく一部の種しか社会情報を利用する能力をもたないと考えられていましたが、近年ではコオロギやクモなどの社会性昆虫ではない無脊椎動物でも、社会情報を利用していることを支持する論文が報告されています。本講演では、ホンヤドカリ属3種を対象としたメスをめぐるオス間闘争や配偶者選択に関連する実験の結果を紹介し、彼らが社会情報を利用している可能性を論じます。

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