産業廃棄物処理工程に関する進化ゲーム解析
日時:2015年9月28日(月)10:00-12:00
場所:北海道大学文学研究科 E304教室
スピーカー:志村 隼人 氏(東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻)
参加者:大沼進、結城雅樹 ほか2名(計6名)
タイトル:産業廃棄物処理工程に関する進化ゲーム解析
アブストラクト:産業廃棄物不法投棄を題材としたゲーミング研究を発展させ、進化ゲーム理論に基づくリプリケーターダイナミックスを用いた解析を行い、適正処理(協力行動)が安定的な均衡になる条件を整理した。業者の数が2つしかない場合は、適正処理が安定均衡になる条件は環境修復費用(非協力によって社会全体で負うコスト)が高い場合に限られるが、業者数を3に増やすことで、複数の安定均衡が得られ、現実に生じているいくつかのパターンを再現していると解釈できる結果が得られた。