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ワークショップ

第7回SEFM若手スピーカーシリーズ

※本ワークショップは、北海道大学社会科学実験研究センターとの共催で行われました。

日時:2013年11月7日(木)

場所:北海道大学文学研究科 E204室

参加者:亀田達也、結城雅樹、竹澤正哲、高橋伸幸、大沼進ほか20名(計25名)

スピーカー: 小川 健二准教授(北海道大学文学研究科心理システム科学講座)

タイトル: 「行為認識に関わるミラーシステムの神経表象」

概要
先行研究から,自己の行為実行に関わる脳部位で,他者行為の認識が行われていることが示唆されている(ミラーシステム). 我々は,観察した他者行為がミラーシステムで表象されているという仮説を,fMRIデコーディング法を用いて検証した.実験では,物体を操作している画像を協力者に提示し,行為・物体・視点・手・画像サイズという5属性を独立に操作し,各脳領域がどの次属性)で刺激画像を識別し得るかを検討した.結果から,初期視覚野では刺激画像自体の画素毎の非類似性に一致した識別精度が見られた.一方でミラーシステムでは,行為に対して高い50精度が得られ,さらに非類似度の高い画像間でも行為の識別が汎化可能であった.本研究から,ミラーシステムでは視覚入力変化に対して不変な形で、他者行為が表象されている点が示唆された.

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