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  新着情報

December 9th, 2019

トロッコ問題の文化差の原因についての新論文が出版されました

「トロッコ問題」(Trolley Problem) に対する反応の文化差の原因を検討した新論文が出版されました。 トロッコ問題とは、「5人の人の命を助けるために別の1人の人の命を犠牲にする行為は道徳的に正しいことか」が問われる著名な道徳ジレンマ課題です。過去に行われた国際比較研究では、アジア人と欧米人の多くがこの行為を道徳的に正しいと判断する一方で、アジア人は欧米人と比べて「自分はその行為をしない」と答える割合が多いことが見いだされていました。ではなぜアジア人は、「正しい」と判断する行為を「しない」傾向が強いのでしょうか。 この問題に対して私たちは、アジア人と欧米人が暮らす社会の特徴と、その中で重視される評判情報(他社に対する評価の情報)の種類の違いに着目しました。インターネットで募集した日米の成人を対象とした調査の結果、私たちの仮説から予想される通り、日本人はアメリカ人よりも自分の住む社会の関係流動性が低い(=対人関係が自由に選びにくい)と考えており、当該行為をして5人の命を救っても周囲から好意的な評判が寄せられるとは思っておらず、そのことが当該行為の選択の阻害につながっている、ことがわかりました。 私たちを取り巻く社会の特徴が道徳ジレンマ課題における意思決定に影響を与えることを示した初めての論文です。   山本翔子・結城雅樹 (2019). トロッコ問題への反応の文化差はどこから来るのか?関係流動性と評判期待の役割に関する国際比較研究. 社会心理学研究, 35(2), 61-71. doi:10.14966/jssp.1733 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jssp/35/2/35_1733/_article/-char/ja/

October 1st, 2019

関係流動性の心理学的帰結に関する展望論文

結城雅樹と Joanna SCHUG による展望論文 “Psychological Consequences of Relational Mobility”が、Current Opinion in Psychology誌に掲載されました。当該社会の中で対人関係がどの程度自由に選択できるかによって、そこに住む人々の心理はどのように変わってくるのでしょうか。特に対人心理と思考様式に対する最新の知見を重点的にまとめています。    

March 25th, 2019

村田明日香さんが作新学院大学人間文化学部の准教授に着任決定しました。

ポスドクの村田明日香さんが、作新学院大学人間文化学部の准教授に着任決定しました。

March 13th, 2019

結城雅樹が International Society for Self & Identity (ISSI) の理事に就任しました。

結城雅樹が International Society for Self & Identity (ISSI) の理事に就任しました。任期は2021年までです。

February 20th, 2019

山田順子さんが玉川大学脳科学研究所の嘱託研究員に就職決定しました。

当ラボのポスドクである山田順子さんが、2019年4月より玉川大学脳科学研究所の嘱託研究員に就職することが決まりました。おめでとう!

October 1st, 2018

李文俏さんが研究室に参加しました。

李文俏さん(Wen-Qiao Li: 国費留学生、中山大学修士課程修了)が研究室に参加しました。ようこそ!

July 1st, 2018

関係流動性プロジェクトのポータルサイトを開設しました。

関係流動性プロジェクトのポータルサイトを新規開設しました。関係流動性尺度の多言語バージョン、データ共有、インタラクティブグラフ、FAQなど充実した内容です。プロジェクトの全貌を知りたい方はぜひ!  

June 29th, 2018

関係流動性の39ヵ国比較論文が米科学アカデミー紀要に掲載されました

関係流動性プロジェクトの多国間比較研究論文が、PNAS(米国科学アカデミー紀要)に掲載されました。39ヵ国/地域の関係流動性の比較を行うとともに、その原因(自然・社会環境要因)と帰結(人々の心理への影響)を検討しています。 プレスリリース(北海道大学) Press Release (English)  (Hokkaido University) プロジェクト概要(日本語) relationalmobility.org (English):関係流動性尺度の各国語バージョン、公開データ、論文情報、FAQなど充実した情報のプロジェクト特設サイトです。

June 1st, 2018

Lauren Howardさん (College of William and Mary) が研究室に滞在

2018年6月1日から30日の間、Lauren Howardさん(College of William and Mary, 大学院修士課程在籍)が当研究室に滞在します。

March 10th, 2018

Christina Sagioglou博士が研究室に滞在

Christina Sagioglou 博士(インスブルック大学心理学部ポスドク研究員)が研究室に滞在しています(2018年3月~8月)

December 3rd, 2017

恋愛関係における情熱の適応価に関する論文がEvolutionary Psychology誌に掲載決定しました

博士後期課程院生の山田順子を第一著者とする、恋愛関係における情熱の適応価に関する論文がEvolutionary Psychology誌に掲載決定しました! 書誌情報:Yamada, J., Kito, M., & Yuki, M. (in press). Passion, Relational Mobility, and Proof of Commitment: A Comparative […]

July 25th, 2017

結城雅樹がオックスフォード大文化進化研究室による世界史データベースプロジェクトの共同研究者に就任しました

結城雅樹が英オックスフォード大文化進化研究室による世界史データベースプロジェクトSeshatの共同研究者に就任しました。

June 9th, 2017

集団行動・集団心理の文化差に関する展望論文がオンライン公開されました

集団行動・集団心理の文化差に関する展望論文がオンライン公開されました! Reference: Kavanagh, C., & Yuki, M. (2017). Culture and Group Processes. Online Readings in Psychology and Culture, 5(4). doi: 10.9707/2307-0919.1154

April 1st, 2017

ロバート・トムソンが北星学園大学の専任講師に着任しました!

メンバーのロバート・トムソン(元大学院博士課程・日本学術振興会特別研究員)が、北星学園大学文学部英文学科の専任講師(メディア・コミュニケーション)に着任しました。おめでとう! Rob Thomson Personal Website

October 9th, 2016

日本グループダイナミックス学会から優秀論文賞を受賞しました

山田順子を第一著者とする論文が、2015年度日本グループダイナミックス学会優秀論文賞を受賞しました。 山田順子・鬼頭美江・結城雅樹 (2015). 友人・恋愛関係における関係流動性と親密性-日加比較による検討-. 実験社会心理学研究, 55(1), 18-27. [全文閲覧 (J-STAGE)] 「集団主義的」で「相互依存的」とされる東アジア人よりも、「個人主義的」で「独立的」とされる北米人の方が対人関係の親密性が高いのはなぜか?その理由について、北米人が暮らす流動的な社会環境の中で親密性がもたらす行動の適応価に注目して説明を試みた論文です。

September 2nd, 2016

関係流動性と親密関係に関する展望論文 (Personal Relationships誌)

関係流動性と親密関係に関する展望論文 “Relational mobility and close relationships: A socioecological approach to explain cross-cultural differences” (著者:鬼頭美江、結城雅樹、トムソン・ロバート)が、Personal Relationships誌に掲載決定しました。友人関係や恋人関係における行動や心理、また関係の性質などの文化差についてレビューを行った上で、それらが生じる原因について、社会生態学的観点から説明を試みたものです。 追記(2017/02/07):論文が、Personal Relationships誌ウェブサイトで早期公開されました。   Abstract: This article […]

August 3rd, 2016

国際比較心理学会大会が盛会のうちに終了

結城雅樹が Chair of Scientific Committee (プログラム委員長)を務め、名古屋市で開催された 23rd International Congress of the International Association for Cross-Cultural Psychology (国際比較心理学会第23回大会)が盛会のうちに幕を閉じました。 伝統的な比較文化心理学・文化心理学に加え、関連する人間・社会科学諸領域からも多数のご参加を頂くことができました。当該分野のこれまでの歴史と到達点、そして今後の異分野間の協働と融合の可能性について、濃密かつ先端的な議論の場を提供することができたかと存じます。 参加者の皆様に心より御礼申し上げます。 参加者数:1,031名 […]

January 12th, 2016

結城雅樹が北海道大学から2つの総長賞(研究・教育)を受賞

結城雅樹が、北海道大学から2つの総長賞(研究・教育)を受賞しました。 北海道大学研究総長賞 北海道大学教育総長賞

November 5th, 2015

Collaboration project page: University of Oxford and the CSEP Lab collaboration on collective rituals

Just a quick update to point readers to a new page on our website about the Collective Rituals and Group […]

September 25th, 2015

関係流動性と対人親密性に関する新論文

博士課程の山田順子を第一著者とする論文『友人・恋愛関係における関係流動性と親密性-日加比較による検討-』(山田順子・鬼頭美江・結城雅樹著)が、「実験社会心理学研究」に掲載決定しました。「集団主義的」で「相互依存的」とされる東アジア人よりも、「個人主義的」で「独立的」とされる北米人の方が対人関係の親密性が高いのはなぜか?その理由について、北米人が暮らす流動的な社会環境の中で親密性がもたらす行動の適応価に注目して説明を試みた論文です。