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社会科学実験研究センター(CERSS)は、先端的な社会科学実験を展開するための日本で唯一の専門機関として、北海道大学の戦略的研究展開を担う創成科学研究機構のもとに、平成19年4月に発足しました。現在は北海道大学大学院文学研究科人間システム科学専攻行動システム科学講座(社会心理学)を中核とし、北海道大学経済学研究科教育学院などと連携し、先端的な社会科学実験を展開する連携組織として研究・教育活動を展開しています。

CERSSは、1)社会科学における実験研究のための手法の開発と普及を通した、社会科学の実験科学化の推進、2)社会科学における実験研究の本格的導入による、人間科学と社会科学の双方に対して共通の対話可能な研究環境の提供、3)人間・社会科学における実験研究のための国際実験ネットワークの構築により、世界各国の拠点を結ぶ国際実験を実施、4)実験研究を通して人間科学と社会科学とを結びつけるための研究活動の実施と、その成果を国際的に発信することのできる若手人材の育成を理念としています。

これらの理念のもと、文部科学省特定領域研究「実験社会科学-実験が切り開く21世紀の社会科学-」の中核組織として、また文部科学省最先端研究基盤事業のひとつである「心の先端研究のための連携拠点(Web for the Integrated Studies of the Human Mind: WISH)」の連携組織として、カッティングエッジの研究を行うとともに、若手人材の育成、教育・啓蒙活動を行ってきました。こうした連携活動を促進するため、東京大学進化認知科学研究センター京都大学霊長類研究所京都大学こころの未来研究センター玉川大学脳科学研究所との間に、共同研究・共同教育ネットワークが作られています。同時に、カリフォルニア大学ロサンゼルス校行動文化進化センターや、インディアナ大学認知科学プログラムなど、海外の主要な研究拠点との間に、人材交流を含む協力体制を構築しています。また、学術会議心理学・教育学委員会「心の先端研究と心理学専門教育分科会」および「実験社会科学分科会」とも連携しています。こうした活動を通じて、心理学、脳科学、霊長類学、行動・進化生物学、経済学、政治学、法学を含む多様な関連領域における先端研究を接合するうえで、本センターは中核的な役割を担っています。