日本学術会議 心理学・教育学委員会

「実験社会科学分科会」

分科会の趣旨
 近年の社会科学では、実験がさまざまな分野をつなぐ共通の方法論として注目を集めています。
 心理学分野において実験という手法は、100年を超える長い歴史をもっていますが、経済学、政治学などで新たに実験手法が普及した(しつつある)ことは、「方法レベルでの共有」を出発点に、協力、信頼、共感、公正など、心理学がほかの社会科学と共有しているコアの問題群を軸に、個別分野の壁を越えた「社会科学全体の共通の概念枠組み」を作ることの必要性を浮かび上がらせています。
 実験社会科学分科会では、こうした共通の概念枠組みを探るという目的に向け、心理学とほかの社会科学のさまざまな形での連携を目指します。
 本分科会は、格差や公正といった今日的な問題の解決や改善に役立てるという方向に向け、実験を中心に用いる実証的な社会科学研究者と、規範的な理論の提供をめざす社会科学研究者をつなぐ、学際的なプラットフォームを形作ろうとします。こうしたプラットフォームを通じ、領域交叉的で先端的なシンポジウムやワークショップを企画・開催すると共に、異なる分野を広く見渡すことのできる、自由で鳥瞰的な視点をもった、気鋭の若手研究者の育成に努めます。

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